ゴリラのようちゃんファミ日記〔88〕

 娘に渡したら大根、本当に喜んでくれて、孫がバレーボールをやっていることで食事にかなり気を使っていることも好感した。この大根二本を上手に生かしてくれる娘がいることに感涙したのです。他のものならいざしらず、ナマものです。賞味期限もある。お菓子ならそれが半年くらいは猶予あるけど、大根はそうはいかない。コンビニのお客さんで大富豪がいて、しょっちゅう野菜をプレゼントしてれる。みんな助かっている。長女はまるで刑事コロンボのように私のすまほを取り上げて中身を一分間見ます。お母さんが働かないといけなくなった理由、このラインを見てわかったわって。そしていきなり泣き出すのです。私は自分のすまほをいじったことを叱りません。彼女なりの性向がそうさせたこと・・・。だから許したのです。今はPちゃんが彼女に大層会いたがっていること、そして二男にも会いたがっていること、この二つを伝えます。優先順位はやはりそこにあった。もしも意志の疎通や和解もないまま、黄泉の国へ行けば本当に後悔してもしきれない。そこをPちゃんもちゃんと踏まえている。大人の感覚なのです。自分の余命は本人にちゃんと解っているものなんだなあ・・・そういう時・・・私なら??って自分の未来のその時を思い浮かべたのです。