S201211

 今日は母の命日。九年忌になる。こんなに素晴らしい朝を迎えることが出来たことがこれまでと違う・・・。みんなが母の存在に気が付いてブログの力に私自身、驚く。母のことを執筆するのは勇気が必要だった。日本においてはまだまだ封建主義は活火山。男の心のどこかにあって自分を立ててくれ?って。父にもそれはあったと思う。最初から父が自分の負けを感じていたのは自分が再婚だったからだと思うんだ。どうしてもそういう事情が先に立つ。そしてあたしも自分が再婚だったゆえに相手を敬うことから二回目の結婚は入った。身の上を知ってないと、世の中は上手く切り抜けていけないからなんだ。しかし今思うと、夫の生きざまを学ぶという機会を頂いたのだと思う。あの頃は苦しくて胸が張り裂けそうに辛かったけど、厳しい生き方をした人物の傍にいて死に水を獲る処まで行けた。大事な役目を果たせた・・・っていう万感の思いがある。彼は旧来の人間かもしれない。パワハラ的な部位もあったろう。しかし誰の目から見ても凛々しいバンカーだった。そういう彼を母は遠目から観察して時に厳しい批評をくれた。にが虫を噛み潰したような険悪さが、嫌だ・・・って。ほな生きまひょ。苦虫は どこを探しても もういない