人を信じられない気持ちになってる

 なんでこんな大事なことを、誰一人話してくれなかった?って今、私は不信感の塊と化す。世の中に治らない病気があってそれが私の伴侶だなんて....みんなを責める積もりはないけど、誰も話してくれなかった分、希望はあった。その希望が音を立てて崩れ去っていく。肺はふたつあるから、どこかで安心している自分がいた。初のリハビリを今日は受けたけど、とってもしんどそうだった。幸いは年金だ。彼にはそれが充分ある。快適な施設を二人で探して少しでも命を長引かせたい。