伴侶は病気になる前、あっちこっちのスーパーへほぼ毎日のように出掛けて新聞のちらしも全部毎日目を通していた。それくらいスーパーの達人。でも今ちらしを見ると腹が立ってくるという。病が憎いという。最近は全く新聞のちらしに目を通すことはない。それなのに、私の影響を受けてなのか、まつもと君に一緒に行って店内を歩きたい！！ってせがむのだ。まつもと君にはつかさの、ぴーなっつおこしとか、普通のスーパーにはないものもあって、私も喉から手が出る位欲しいけど歯がないので食えない。今は、ところてんとかきぬごし豆腐とか寒天、そしてバナナ、キウイ位しか食べられないのでじっと我慢している。しかし伴侶はほぼ何でも噛める。心配なのはむしろ腸閉塞で、二回も同じ病で入院して二回目は中々通らず大腸を切る手術も受けている。細かく果物ナイフで切って何でも食べるようにみずからが安全確保して食事に挑んでいる。彼が見たいのは、まつもと君の何なんだろう？スーパーに詳しい彼が選ぶ一品を早く拝みたい。
