プライベートキャロル

 明日は人生で初の留め袖。なんか感動する・・・こんな機会は二度とはないだろうから、あたしは食い付いたんだ。やっぱり強行突破して家を出てきた甲斐はあった。なぜなら息子の棲むタワマンに招待されてインテリアの凄さに恐れ入る。人を招くことが出来るゲストルーム。そっちの方にお嫁さんのご両親が宿泊であたしはホテルで一泊。明日は六時半から朝食をひとりで頂く。モーニングが命のあたしが何年ぶりかなあ。ホテルで朝食なんて・・・しかもむちゃくちゃ、もてなしの精神があるホテル。長崎に帰ったら映像はないけど、言葉でグーグルレビューを執筆したい。広島まではかなりすぐだった。博多を出たら途中、小倉しか止まらないから小一時間もない。あたしは今日自分がいかに怠け者の人生を送ってきたか・・・ほとほと参ったよ。みんな、総出でこのおミクロン株のさなか働いていた。特に新幹線が到着して次の出発時刻までの短い時間で掃除を完了させる若者たち。涙が止まらなかった。新幹線をもう非難はしない。プライドを持って働く彼らを見て考えが変わっていたんだ。