ミラクル婆のアラセブ日記☆24★

 すまんすまん、すっかり眠ってしまい今目が覚めた。あまりに早起きして店にいったことと、ほぼ普段しない作業をしたことで疲労があったんだろう。

はた叩きと長崎では言う。私の近隣のふるさと特有の言い方かもしれない。はたきを入れるっていう意味だ。確かに商品には埃がかぶる。それをまず除去するためにはたきを掛けて、表面の埃を撤去し、棒付きのミニモップで台を拭く。これもなんと呼べばいいか・・・今はお手軽で便利なものが出ていて驚く。それで台を拭き上げる。セブンイレブンの掃除用品に実は首ったけになる自分がいた。はたきも立派で、極細の毛がいっぱいついていて使う時出す。長くてしなやかだ。むかしの布製のはたきしか知らなかったことで脳天直撃を受けた。それとまだあった。自分が出たことでオーナーの出費が嵩んだことを申し訳なく思い、それを挽回するほどの綺麗さを出したい自分がいたこと・・・自分でも初のやる気だった。二時間くらいしてレジに戻った。自分の部屋はポットがないけど、お湯をいただける幸せに初で気がつく。これがコンビニを宝箱にする。こんな幸せに芯から気が付かないなんて・・・あたしは自分が自分でショックだった。また、こっそり小さいポットを買いたい自分がいたこと。でもそれこそ究極の無駄使いだ。