ミラクル婆のアラセブ日記☆23★

 もしも人が見ているのなら、絶対にイジメは起こらない。いじめっ子がもっとも嬉しいのが、仲間がみんなで結束出来ているときで、そのためにどんどん嘘の情報を吹聴をしていきます。しかし哀れと言うかオトナ気ない。そういう姿をもしも子供さんが見たら、気分も落ち込むことでしょう。日本人特有のイジメは、戦後の悲惨な状況も関与ではないか?って分析しています。敗戦の巻き添えで、食べるものもなくなって、どんなに悲惨な生活に陥ったか?国民が誰を恨もうにも、恨むことすら、叶わず、心のうちの奥の襞に、こう刻んだのではないか?僕たちがここまで、苦しんだのは、すべて、お上の人たちのせいだ・・・それなのに、誰にぶつけることも出来ない。この怒りを、どこに収めると良いのか、実は僕たちにもまったく分からない・・・人が悲しんだり、打ちのめされたりすることに、戦後、鈍感になってしまった日本人を、あたしは実は憎めないのです。戦争の開始すら国民には知らされず、次々に赤紙で招集されて、若い将来性ある命を国に奪われた。これ以上の苦難はかつて、経験したことがない。だから、イジメくらい、小さな問題さ・・・と思うのなら、日本人は必ず敗北します。ここで果敢に切り返しましょう。私の指摘は極端かもしれない。しかし、ある意味、当たっていると思うのです。なぜなら、いっこうにイジメは日本からなくならない。この事実と今対峙しているのです。