ミラクル婆のアラセブ日記☆66★

何か困ったことがあるのではないですか?アン君が仕事の合間に訊いてきたとき、あたしはやっぱりソールメイトなんだな・・って自覚した。つたない日本語でしっかりひとみを見て質問している。ああ・・・鬼娘のことなんだ・・・がすぐにもわかって涙が溢れそうになるのをあたしはしっかりと堪える。なんていうすごい感受性・・・日本人の誰もそういうことには関与してこないのに、彼はまっすぐあたしの瞳を見ながら困ったことがあるのでは?あたしはそのあとに、驚くのだった。カップ麺の新商品高いとこに並べてね??アレ・・・・あたしのことじゃあ、なかった。仕事のことじゃん。

昨夜はちょっと怖いお客さんに絡まれてあたしのレジに来てください!!って初老の男性を移動させたことで、お客さんが怒ってしまったのだ。そのお客様には現金機になったことがまず不満で、自分で硬貨を入れないといけない・・ってのがまず嫌で、音声が流れてスタッフからも介助の言掛けなど、うるさい感じだ・・って嫌がる。しかも両替で、移動してもらわないとレジが出来なかった。それをお客様優先じゃない!!お前たちは間違っている!!って。六回は謝罪して許してもらえたけど、久しぶり怖い人だった。アンくんとの最後の仕事だった。彼がずっと傍で守ってくれていた。