ゴリラのようちゃんファミ日記〔92〕

 私はこの飯田線下地駅に何時間もいたことがあって、娘がアパート借りても、鼾のうるさい私は追い出されることばかりで一ヶ所に安心していることが出来ず、あちこち放浪したんです。牛川のマクドナルドまで歩いたり・・・極楽湯にひとりでいっても面白くないしインターネットカフェも時計の長い針で課金はかさむ。その時思ったのは長崎に先に帰ったPちゃんのこと・・・。私たちは自立する為に豊橋を選んだ。彼は胃がんの手術後まだ二年。腸閉そくもその後病んで心配だったこと。それがネックにあって心ここにあらずの私の心境。無理かもしれないな?彼を長崎においてきぼりにするのは余りに妻として酷〔ひど〕過ぎるって。静かに下地駅でそこを考えていたのが七年前。無人駅で情緒ムチャあったなあ....。今振り返るとあの頃が一番きつかった。今日は二時から六時までアルバイト。相方は30歳以上若い。ヤキトリも掃除機もモップもトイレもセンター便も全部こなしてくれる。なんていう逸材でしょう。