ミラクル婆のアラセブ日記☆29★

 

やがてオーナーたちは丁寧に挨拶をされて一台のクルマに乗られ帰って行きます。私は顧客がなくなってアン君が揚げ場に来たとき、大入り肉まんを手に獲ってこれが食べたいの!!って懇願します。アン君がびっくりして、それを強引にもう一回ゴミ箱へ戻させる。そしてこう言うのです。頼むからゴミ箱にあるものは絶対にダメ!!って私に懇願してくる。でも、食べたい!!ってもう一回連呼すると彼は、バックヤードに走っていく。私もその動作には、あたふたしてしまう・・・な、何が、起こったの?って。彼は、新しい大入り肉まんを持って来て、レジの保温棚に並べる。そして40分待って、僕が買うから!!って。私は驚くなんてもんじゃない。買うなんてしなくともここに・・・って指(ゆび)指したくとも顧客が入って来てドラマは終了。しかも彼は、40分経過してその大きな肉まんを半分コしてくれたのです。自分ではいまいち分からない。ごみ箱を彼が絶対嫌がった理由が・・・あまりの貧乏生活で乞食根性は身についてしまっているかも?ってこのときから、アン君のあたしを好きな気持ちが無くなってしまったかも?はありますね。なぜなら、ベトナムでも上流の家庭で育成された可能性は堅い。いつもブランドのセーターで靴もナイキ。東京はおろか、静岡も、京都も行ったことがあるって話してくれた。自分よりも上流の家庭で?その可能性はあります。あたしはこれを英語で言いたいのでこれからウェブリオで調べます。あなたの通う大学は造船大学とかつて呼ばれ、あたしの従兄弟も在学したし高校に今は孫も通っている、長崎の名門なのよって。海運が開運だからだ。