デニム・ブルーママン21の13

 

私が極度に寂しいを感じたとき、ミチは上手く私の心を、キャッチし、こう言うのです。兄と会ってみたら、きっと、わかるわ…ミチが兄を紹介するにしても、あくまで私は、のち添えであることは察知していました。ミチも、それを正直に打ち明けて説明したのです。兄と性格が合わずにお嫁さんは家を出て行ったのよ…ミチはそれをオブラートもしないまま、私に素直に伝えてきたので許せました。ミチはこう続けました。兄は中学の教師だから、小学校の教師のあなたの、仕事を、理解し、ふたりは、きっと、上手く行く…とそう話して期待で胸を弾ませるのです。私は、ミチのお兄さんなら、ハンサムに違いない…を確信しました。ミチは色が白く、しかも、面長の美人でした。身長も私より高いので、お兄さんなら、なお、高いと想像したのです。