ゴリラのようちゃん介護日誌〔37〕

 私は物事にはタイミングがあるっていうことをこの年で63歳で知ることになる。やっぱりそういう方面に疎い。パンを差し上げようと彼女があがる二時間前に告知。部屋に帰りに寄ってね!!パンをあげたいからって。しかし彼女は来ない。そして翌日の昨日も全く部屋に来ないのだ。そうか・・・私は覚醒する。私にこのパンを預けて差し上げたらいいわよ!!って促した人物との絆と私との間柄を比較。私とは信頼関係の構築がまだなんだな?が幾ら鈍い私にも点灯...。このパンは娘にあげようと思う。今日は木曜だからもしかしたら来るはず・・・。でも迷いもある。看護士の彼女の美しい迷いだ。あああ、そうだった、パンを貰いに来ました~~って突如病室に入って来る可能性??そう言う時、一体どうすれば??って。しかしこれが賞味期限あるクッキータイプのパンで助かる。三月末まで賞味期限がある。今すぐではない。