プライベートキャロル

 いくら孫は可愛くてもタブレットだけは別。あたしの仕事の道具です。このアイテムが無くなったらまた充電中ですまほが戻ったときの一時間で仕事を終える緊迫・・・速くあの娘と離れるほうが本人のため。お互いの為になるとあたし自信がある。親離れ出来ない環境をあたしが作ってしまったからこの十三年で充分ケアはしてあげたつもりです。震災が終わってすぐ、車が壊れて、ローソンへの送迎を止めます。夫はすぐに車を買ってくれたけど、彼女の逃避行がそれから開始したことを思えばほろ苦いのです。人間は糸が切れたタコみたいになることはしばしある。それはこれまで継続してバイトならバイトを踏ん張って来ていても何か環境の変化で出来なくなってしまうこと。タコは長崎ではハタと言います。気を付けましょう。ハタ揚げ大会は父がとっても好きで長崎の風物詩。父は自分の父が染の仕事をしていた関係で風物に敏感だった・・・と言えます。なんかのきっかけで送迎を出来なくなって、糸の切れたタコはまだ、心に傷を負っている分、依存心が強い。でも親子は離れる時期を迎えています。この家を担保に入れて、借金を返す方法も視野にある。建物が家族みんなの名義で土地はあたし個人。そこが難しい。今すぐどうこうは出来ないけど一緒にいることがこれほど互いを蝕むのなら一回離れて暮らすことを経験したほうがいいのです。

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