プライベートキャロル(あたしの半生は未曾有)

 なんで全く働く気がないのか?段々わかってきたのは娘がなんとはなしにこう言ったからです。あたしの半生は世界中探してもない珍しいもの・・・これを本にすれば一生を食べていけるわ・・って。冗談に取れなかった。なぜならシングルで結婚したことがなくて3人の子供がいるからです。どういう背景でそうなった?っていうと私と亡夫が考え方を一致させて産むことを選択させたからです。そういうのを絶対に好まない人々も多いでしょう。自分に収入ないのに子供ばかりが増える。しかしなぜ、堕ろすことが出来なかったか?というと優柔不安型の彼女なりの決断も作用したということです。手術のあとの後遺症を恐れたのです。百パーセント完璧でないと駄目なタイプ。それにしては人生がダイナミック過ぎる・・って医師にも一回言われたことがあるのですが、それが奇病とも関連しています。汚くなってもはや触れなくなり、整理整頓が出来ない。こういうのはルーズでナマケモノってあたしは最初から、取り付くしまもなかったけど、これは病なのだということです。なんで、そういう奇病に?あたしの母もそういう遺伝子を持っていたのです。物を地面に落とす・・・それで、土が付いたのでは?って。母はしゃかりきになって掃除をしていましたが、現代はどうか?っていうとこのザマです。汚くなってしまい、もはや触れない・・・しかしあたしは介入しつつもそっとして相手の病の介抱を手伝っている。これからも生きている間、それをしないといけない。あくまでも孫が義務教育の間までです。