ミラクル婆のアラセブ日記☆16★

 

コンビニには定年というものがあるのだろうか。今朝だった。私の年齢を70歳と観た顧客がこう言ってきたのだ。60歳まで勤務出来るとは聞いたけど、あんたは、よく雇われているよな?っという感じで問いかけられて私も一瞬、そこまで老けて観られたか?ってぷちショックを味わった。やっぱり速くウィッグを探さないといけない。奇跡の雇用みたいに表現されて一体幾つに見えた?って質問したいくらいだった。兄がコンビニをやってたからよく店のことは分かると言われ、その年令で雇用されているのは珍しいねってこぼされたのだ。私は嬉しかった。ぷちショックがやがてタイニーラッキーに変化する。そうよね?って自分に畳掛ける。どこの世界にも定年がある。年齢は何歳までっていうラインが設けてある。それなのになんという幸せだろう。コンビニはなにか免許や資格が必要など、言われたことが一回もない。何も必要ない。来てくれるだけでいいっていう好待遇だった。こんな職場なかなかないぞ!?って気がつく。顧客から紐解かれる。その年令でよく雇われたね?っていう何でもない感嘆の言葉があたしを幸福に導いたのだった。