ミラクル婆のアラセブ日記☆86★

 

ここまでいじめを受けていても誰ひとりとして、何も言わない・・・。そこが私には解せない。私なら、ダメですよ・・・ってその方に言う。そこまで年長者に向かって言うのは幾ら仕事でも言い過ぎでは?って。常識の範疇を通り越しています。しかし誰もが流れにまかせて、心の中でにやにやしている。それがあたしにはわかって、これが日本人の総体なんだな・・・って。恐ろしくなります。しかしオーナーは全く違う目線であたしに昨夕声を掛けてくれて驚くのです。私の掃除のやり方が下手で乱雑だと、誰かが吹聴を流していることを知ってか、私が懸命にモップを掛けていたら、ある程度でいいですよ・・・って優しい言葉でフォローくださり、ありがたいお言葉だなあって感動して佇んでいました。なぜなら、掃除が下手とか最低ランクの店員とかいう吹聴を流して、喜んでるスタッフたちの声を、じかに耳にしてのことだと思うのです。これみよがしに、あのババアが入店して店内が汚くなってしまった・・とか悪口を言うのが聞こえてくるからです。そこまで丁寧にしてはいけませんよ、ある程度のところでいいですよ・・・というオーナーの声は天の声のように美しい。完璧な人間はいません。それなのにあたしを追いやって喜ぶ集団がいることが、今も信じられないのです。誰一人としてあたしを庇う者がない・・・これはある意味、奇跡に近い確率です。悪い方の奇跡ですがね。(庄屋新作メニューより)