プライベートキャロル☆頑張ってください!!☆

 この街のコンビニ店員は全員知っているわたし。自分も買い物にいくから自然と名前を覚えてしまう。この前の朝も来て、今日も来た青年はファミマのスタッフ。この前は声をかけることが出来なかった。もしも、間違っていたらやばい。しかし今日は声を掛けた。アイ君だよね!!久しぶり。彼はタバコを買いに来ていた。私は彼のいるファミマに二年くらい、毎晩のように通って買い物をしていたのだ。彼はいつも丁寧なレジと気さくなしゃべりで仕事をしていた。好感が持てる青年だから名前を覚えていたのだ。彼は私と少しだけ談笑して最後、こう言ったのだ。頑張ってくださいね!!って。私は嬉しかった。コンビニ深夜に働く彼はコンビニのきつさを知っているのだ。仕事のきつさ以外にもある。人と接するとすり減る何かがある。そこを補填する術を彼は会得していた。みんなと笑顔で分かち合うと口では言っても、気苦労は絶えない。コンビニはそういう一切合財を飲み込んでくれる。交流の上をいく濁流で飲み込んでいくのだ。コンビニに入れて幸せだわ・・・って私は彼に心の念写で伝えた。きっと彼のココロにも今頃届いることだろう。